アルバムを購入してイザ聴いてみたら期待はずれだった。
こんなことがしょっちゅうあります。

若い頃は金も無かったので、元を取る勢いで何回も聴き込んでいたらだんだん良くなってきた。

まぁ、こんな経験は誰もがお持ちでしょう。

 

私も中学生の頃にドアーズのファーストを買って聴いてみたら、全くもってつまらなく愕然とした。

しかし何回も聴いてるうちに中毒のようになり、他のアルバムも購入。今に至る。みたいのがけっこうあります。

今はそんな聴き込む時間もない。
しかしせっかく買ったのに勿体ない。という子供の頃からの習慣。

そんなガッカリ・アルバムを再生させたい時によく使う方法は音楽プレイヤーのシャッフル機能です。

本やネットで仕入れた情報を元にCDを購入した場合、「きっとこういう音だろう」という先入観が必ず入ります。

「きっとこういう音だろう」というか「こうであってほしい」という願望。

そんでいざ聴いてみると予想外の音で「そうじゃない!」ってガッカリする。

自動販売機でコーヒーを買ったつもりがコーラで、それに気づかず飲むと、クソまずく感じる。
あの、感覚に似ていると思います。

 

シャッフル機能を使うと先入観がないので素直に音を楽しめます。

実際、ティファニー・シェイドなんかこの方法で復活しました。

「この曲いいな。あれ?これ誰だっけ?」

こんな感じでアーティストを確認するとティファニー・シェイド。
これが何度も続きます。
改めてティファニー・シェイドのアルバムを通して聴いてみると、かなりイイ!

こうして目出たく、ティファニー・シェイドは私の「売るリスト」から外れたのでした。

シャッフル機能を使って、箸にも棒にも引っかからないブツは「売るリスト」に入ります。
そして売った金でまたCDを買うのでした。

おしまい。