Magic Mixture/英サイケ・ロックの隠れ名盤



60年代のイギリスには沢山のサイケ・ポップ・バンドが存在しておりまして、その多くがシングルのみとかアルバム1枚とかの単発で終わってしまったワケです。

Magic Mixture(マジック・ミクスチュアー)もそんなバンドのひとつでして、1968年に彼らが残した唯一のアルバムが「This Is The Magic Mixture」です。


This Is the Magic Mixture

バンド結成当初、The Free(フリー)、Bad Company(バッド・カンパニー)のサイモン・カーク (ドラムス) が参加していました。
このアルバム発表時にはいません。

このバンド、意外にメンバーが粒ぞろいでして、バンドの中心人物で曲も作ってるギター&ボーカルのテリー・トーマスは、Charlie(チャーリー)を1971年に結成し1976年に「Fantasy Girls」をリリース。
ウエストコースト系のイーグルスのようなバンドです。なかなか味わい深い良アルバムです。
その後、再結成後のバッド・カンパニー、Foreigner(フォリナー)などのプロデューサーとして活躍。

オルガンのスタン・カーティスは、オーディオ系のエンジニアとなり会社を設立し、音響機器のデザインや供給をしてます。日本のケンウッドやパイオニアとも提携を結んでおり、ヨーロッパでの普及に協力をしてくれたという凄い人です。他にもオーディオ評論とかのコラムを書いています。

ドラムのジャック・コリンズは、Stone The Crows(ストーン・ザ・クロウズ)やWings(ウイングス)で活躍していたジミー・マカロックの実兄であり、英ヘヴィ・ロック・バンド、Andromeda(アンドロメダ)の初期メンバーで、The Five Day Week Straw People(ファイブ・デイ・ウイーク・ストロー・ビープル)、Andwella(アンドウェラ)、Thunderclap Newman(サンダー・クラップ・ニューマン)にも参加しているという、英サイケ・ロック界の重要人物でもあります。

ベースのメルヴィン・ハッカーは、どこかで幸せに暮らしてるでしょう。

 

さてさて肝心の音ですが、オルガンとファズ・ギターの絡み具合が非常にかっこよく、ドリーミーな曲からフリーク・ビート、サイケとバラエティ豊なアルバムです。

重く響き渡るこの空気感はまさしくブリティッシュ!といった感じです。

現在再発されている「This Is The Magic Mixture」には、ボーナス・トラックとして、サイモン・カーク在籍時の1967年の音源も収録されています。

 

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