じじいのひとりごと その1




60年代に音源を残しているバンドといえば、一大ブームを巻き起こした多くのGSバンドであろう。だけど、そのバンドの多くが不本意な形で音源を残しているのがほとんどであろう。
それは事務所やレコード会社の意向によりそうなったに違いない。

レコードを出すからには売れなければ商売にならないワケだからそれはいたしかたないことであろう。
バンド側も「え~!?」と思いつつもレコードは出したい気持ちはあったに違いない。

日本は今もそうだが、売る側も聴く側もレベルが低い。
所詮、音楽なんて娯楽だから、それが悪いとは言わないが、聴く側ももう少し高い意識を持てばいいのにと個人的には思ってしまう。

現在なんて酷いものだ。
同じ様なテーマで、同じフレーズ(歌詞)、歌い方も画一的で、ちっとも魅力を感じない。

れは自分がじじいだからだと思っていたが、「jpopジェネレイター」なんてサイトがある位だから自分と同じ様に考えている人もたくさんいるのだろう。
業界は「最近CDが売れない。You Tubeのせいだ。」などとぬかしているが何いってんだか。てめーのとこの怠慢を少しは反省しろっつーの。
今も昔も売る側の大人に音楽に対する愛情が少ないのでは?と思ってしまう。

それでも昔の音楽の方がはるかにマシだと個人的には思うが。

最近は音楽にしても本にしても「普通」のモノが多い。
手堅くいくのもいいが、たまには冒険してみては?と思う。

つい熱くなってしまいましたが(反省)、それでも良質で個性のあるバンドはいつの時代にもいるんですよ。それでその音楽を受け止める感性を持つ人も。(別に自分がそうだとは思わない。たまたま変わった嗜好を持ってるのだろう)

60年代GS全盛の中、ほとんどのバンドが海外のオリジナルのコピーを追っかけていたのに偶然なのか意識してなのかかなりオリジナル性の高いバンドもいた。
その代表例がジャックスだろう。
実際、私も音楽雑誌の「日本のロック名盤特集」で必ず紹介されるジャックスには興味を持っており、高校生の頃に初めて聴いた時は衝撃を受けた。
違う意味で。

ゲラゲラ笑って涙が出てきたのである。
だって演奏もヒドイし、歌い方も生々しくて感情過多の割にはヘタクソだし。。。

だけどジャックスがレコードを出した1968年当時の状況を詳しく知るようになったり、何回も聴いているうちに本当の意味で衝撃を受けるようになった。
ジャックスのバックグラウンドが見えないのである。
つまり他のバンドはストーンズやビートルズの影響を受けたスタイルとかあるけど、ジャックスにはそれが見受けられない。ジャックスとしかいいようがない。
演奏もサイケ度がかなり高い。歌詞もオリジナル性が高く奥深い。
60年代にリアルタイムでリリースされた独自性の高いバンドはジャックス位なのではないか。

リアルタイムではリリースされなかったが、裸のラリーズもオリジナル度が凄い。
「’67-’69 STUDIO et LIVE」に収録の「Smokin’ Cigarette Blues」は1968年のライブらしいのだが、すでに水谷孝氏はフィードバック奏法を使い、演奏も荒々しく、曲も前衛度が高い。
「これが68年の日本のバンド?」と、びっくりする。

当時、レコードをリリースしなかっただけで、凄いバンドはたくさんいたのではないだろうか。
もしも、当時の日本がバンドをやる環境が整っていて、良心的な自主制作レーベルがたくさんあったらと思うと残念である。

B級GSバンドが自分達の好きな様に演奏したレコードをリリースしていたらと思うとこれも残念である。


 

サブコンテンツ

Translate:

ヘヴィ・サイケ裏名盤

ソフト・サイケ裏名盤

このページの先頭へ