THE FIREBIRDSが1968年にリリースした「 LIGHT MY FIRE」はダンス・パーティ向けの企画アルバムとして発売されました。
THE FIREBIRDSはスタジオ・ミュージシャンによる覆面バンドで、
「THE FIREBIRDS」「THE 31FLAVORS」「Underground Electrics」などなど名前を変えて企画アルバムに参加していた。
低予算で作られたのでかなりラフな音なのですが、これがバンドの音楽性にバッチリ合ってまして、ヘヴィ・サイケの裏名盤となっています。
MC5とかブルー・チアーとはひと味違う爆音サウンドが楽しめます。
THE 31FLAVORS名義で1969年にリリースしたのが「HAIR」
現在は2in1仕様になり両方とも一気に聴けるワケです。
Light My Fire/Hair
それにしても、こんなアルバムをバックにダンス・パーティをするなんて凄いな。
地元の学生とかが学校の体育館とか貸し切りにしてたのだろうか。
先生とか呼んじゃったりして。
ピザとかこ〜んなにデカいのを一人一枚とか食べちゃうんだろうな。
コーラもバケツみたいな容器に入ってて。
妄想はこれくらいにしまして肝心の音なのですが、
これが轟音ファズ・ギターの雨アラレです。ドラムも叩きまくり。
「Free Fuzz」という曲が収録されている位ですから。
「Free Drums」という曲ではドラム・ソロを披露。
こんなんでどうやって踊るのだろうか。
ジャケから想像するとモンド系の音っぽいのですが、実体はスワンプラッツばりの爆音ヘヴィ・サイケです。
企画アルバムという名の元にミュージシャンがやりたい放題やってる感があります。
ギターのチューニングがちと甘いので妖しい感じが増してます。
当時、このような企画アルバムは多数発売されていまして、現在CD化されているので有名なのが、
「Underground Erectrics/Hey Jude」&「 Genaration Gap/Up Up And Away」
Hey Jude/Up Up & Away
この2枚をカップリングしたものも激レアヘヴィ・サイケの名盤です。
例えば↑なんか、Electric Firibirds/Dance Party Time、なんてそのものズバリのアルバムです。
同じジャケットで内容が違う、Associated Soul Group/Top Hits Today、なんてのも。
1967年にリリースされたこのこのアルバムにはジミヘンのカバー曲も収録されています。
こちらも早急にリイシューして欲しいですね。