アルゼンチンを代表するハード・ロック・バンドである、Vox Dei(ヴォックス・デイ)は、オリジナリティ溢れる素晴らしくかっこいいバンドです。

70年にリリースされたデビュー・アルバム「CALIENTE」の頃はまだ4人組で、サードアルバムをリリースした頃からトリオ編成になり、ストレートでブルース寄りなハード・ロックを演奏するようになります。


Caliente

初期は非常にサイケ寄りな音作りです。

ドイツのカンの1stをかなり荒っぽくして、さらにブルースのテイストを加えてグチャグチャにした感じ。

かなりイビツな音です。

ブルース進行の曲が多いのですが、なぜかどの曲もワン・コードな印象を与えます。

当時、このアルバムはレコード会社が倒産したことですぐに廃盤になってしまいます。

そこでバンドはトリオ編成後の74年にセルフ・カバー「Cuero Caliente」をリリースします。

Cuero Caliente

まとまってて聴きやすいのですが、やはりイビツなファーストに軍配が上がりますね。