1967年にリリースされたイギリスのサイケ・ポップ・デュオ、PICADILLY LINE(ピカデリー・ライン)の唯一のアルバムHuge World Of Emily Small(エミリー・スモールの遥かなる世界)です。

THE HUGE WORLD OF EMILY SMALL

完全にジャケ買いでした。
あまりにも素敵なアート・ワークです。
それでなかなか見つからなくてけっこう探した気がします。
手に入れてから満足してしまって聴くのを忘れてたほどです。

で、肝心の音ですがフォーキーでドリーミーなサイケ・ポップ・ワールド全開でございます。
邦題の「エミリー・スモールの遥かなる世界」そのまんまです。

ボーカルもとてもソフトで優しいです。

最初、私はもっとバンドサウンドっぽいものを想像していたのですが、全然違いました。
もちろん、ドラムやベースも入ってますけどあくまでも控えめです。

フルートやリコーダーなど優しい音色がメインです。

ヘヴィな音を好む私としては軟弱な感じがガッカリだったのですが、
何度か聴きこむと、単純に音が心地良いので、疲れてる時とかに愛聴するようになりました。

サバスばかりでなく、たまには私もソフトな曲も聴くんですよ。

ちなみにドラムで参加してるキース・ホッジは後に英フリーク・ビート・バンド、The Attack に参加してます。
こちらはやかましく個人的には大変好ましい音です。