T.I.M.E. (Trust In Men Everywhere)は、カリフォルニア発のヘヴィ・サイケ・ブルース・バンドです。
1968年に「T.I.M.E.」をリリース。
T. I. M. E.
1969年に「Smooth Ball 」をリリース。
Smooth Ball
と、わずか2枚で解散してしまいました。
1968年辺りは、ビートルズに代表されるポップな楽曲からハードな楽曲へと移り変わる過度期だったので、T.I.M.E.もそんな時代の波をモロにかぶったサウンド作りを試行してました。
トッド・ラングレンが在籍していたNAZZに近いかもしれません。
NAZZをもっと宇宙っぽくした感じ。
ファーストアルバムはまだまだサイケ・ポップといった感じです。
ボーカルが甘い声でハーモニーも美しいので演奏がハードでもあまりコテコテした感じはありません。
セカンドアルバムはハードさが増します。
とはいってもキャッチーなメロディと美しいハーモニーは健在でして、妖しさに磨きがかかった感じです。
スペーシーな雰囲気も変わらずいい案配です。
上記の画像は「Smooth Ball 」のインナースリーブです。
「Morning Come」は10分超えの大作で、ラリー・バイロムのギターソロを堪能できます。
ギタリストのラリー・バイロムはT.I.M.E.解散後にステッペンウルフに脱退したマイケル・モナークに替わり参加。
1969年リリースの「モンスター」ではそのギターワークを聴けます。
現在、アルバムは2in1でリリースされてるものもありますが、2枚単体で揃えた方がシングルのみの音源がボーナス・トラックで入っているのでT.I.M.E.の音源全てを聴けます。