ペルーにて、60年代中期〜後期にガレージ・サーフ・バンドLos Shain’sでギターを弾いていた、ピコ(エンリケ・マリオ・アギーレ)が本格的なハード・ロックを演奏したいと70年に結成したのがPAXです。
同年5月にファースト・アルバム「Pax (May God And Your Will Land You And Your Soul Miles Away From Evil)」をリリース。
アルバム・リリース後、バンドはセカンド・アルバムの録音を始めたが、72年には活動を停止。アルバムはお蔵入り。
現在入手できるPax「Dark Rose」は唯一作にお蔵入りとなった曲、シングル曲が収録されてます。
音は南米のバンドにありがちなサイケ感はありません。
ブリティッシュ・ハードロックを手本にしたと思われるひたすらハードな曲を熱演してます。
若干、音はこもり気味でお世辞にも高音質とは言えませんが、バンドの太い音にマッチしてます。
ブラック・サバス、レッド・ツェッペリン、パープルの良いとこ取りみたいですが、とにかくリフがかっこいいです。
その後も、ピコはペルーにハード・ロックを根付かせるため現在も活動を続けているようです。