イギリスのハード・ロック・バンド、Budgie(バッジー)が1972年〜1982年の間にBBCに残したライブ音源の選りすぐりを2枚組で聴ける、大変貴重なアルバムです。

BBC Recordings

1972年、1976年、1980年、1981年、1982年と年代別に聴けるのでちょっとしたベスト盤のようでもあります。

音質もさすがBBC。良好です。

そしてやはり目玉は1972年の音源でしょう。
個人的には初期のバッジー、1975年の「Bandolier」位までしか興味がない不届き者なので、このアルバムで初めてギターのトニー・ボージが脱退した後のバッジーを聴きました。

感想は、うーん。悪くないけど良くはない。

どうしても初期の、あのヒリヒリとしたヤバい空気がパッケージされた音をバッジーには求めてしまいます。
普通なんですよ。
これだったら別に他のバンド聴くなぁ。ってレベル。

どうしても初期のあのクソ重い音とズ太い変態的な音のドロドロしたリフを求めてしまう。

とはいっても、このアルバムは1972年の初期バッジーのライブ音源を聴けるという意味ではかなり貴重ですよ。
アルバムで聴けるあのヒリヒリした緊張感はライブでも健在で、どうにもならないような感情が詰まってます。

やっぱりすげー。
初期のバッジーはブラック・サバスと甲乙つけがたい存在だと感じております。