「おじさまいや?」 黒沢良&麻里エチコ/幻の名盤解放歌集(大映レコード蒸発編)



幻の名盤解放歌集「大映レコード蒸発編 おじさまいや?」M1収録の「おじさまいや?」である。
歌っているのは、黒沢良さんと麻里エチコさんのお二人。

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実は私が所有している(上記の写真)ブツは、「お色気」にフォーカスした、「幻の名盤お色気ボックス」という6枚組のモノで、大映編は2枚のCDからお色気度数の高いものをセレクトし、新たに曲を足したものです。
現在はTHE BEST OF 幻の名盤解放歌集 「王道」でも、やるんだよ!にて、お手軽に聴くことが可能です。

「おじさまいや?」は、ダンディなおじさまを演じる黒沢氏と小悪魔な娘を演じる麻里さんによるデュエットナンバーである。
内容は、若い娘が年の差がかなりあるおじさまを好きになってしまい、叶わぬ恋と知りながらも、なんとか大好きなおじさまと一緒にいたいという純情な恋心を切々と歌った歌であろうと思われる。

「否、違う」

と、私も含めてこの曲を聴いた人は皆思ったことだろう。
まずこのエチコさんの声はとても可愛らしく、実に耳に心地良い声だ。これは時として、おじさま殺しの強力な武器となり得るだろう。あの手この手を使っておじさまを落として、あわよくば銭をふんだくろうという魂胆が丸見えだ。
対するおじさまはダンディな美声で娘のことを交わす交わす。この美声で何人もの女性がメロメロになったので女性の交わし方には慣れているのであろう。それに相手は若い娘。児童買春法にでもひっかかったら大変だ。だからおじさまはなんとか相手を傷付けないようにしらばっくれた(鈍感な)フリをして交わす。
まるでマタドールの様だ。
それでも曲中にある「明日かい?」というセリフからは、「騙されてもいいかな?」と少し躊躇している感が見て取られる。それでも最終的にはなんとか交わすことに成功した。流石だ。

ここまでは曲のみを聴いただけの感想。
実際にジャケット写真を見ると、

「単なるジェントルマン・スケベとサザエさんみたいな女のくだらねぇ歌じゃねぇか。」と感想は一転してしまいます。

と、まぁ勝手に妄想が膨らんでしまったワケですが、お二人について簡単なご説明をしたいと思います。

まずは黒沢良さんですが、1930年生まれで、俳優・声優・ナレーター・歌手とマルチに活躍なさっている方で、新東宝ニューフェイスでは同期に高島忠夫氏がいたようです。DJを努めた、「黒沢良のマイルドタイム」というラジオ番組はなんと1972年 – 2006年まで続いた番組で、声優としては映画の吹き替えもゲイリー・クーパーなどをしている凄い方です。道理で美声なワケです。

対する麻里エチコさんですが、全く素性がわかりません。リリースしたシングルが3枚あるようです。

「ちっちゃな恋人/真夜中の遊園地」1968年6月
「キッスしてっ/おじさまいや?」1969年4月
「くたばれ野郎ども/コリャマタスゴーイ」1969年5月

3枚目のシングルは映画「ダンプ・ヒップ・バンプ くたばれ野郎ども」の主題歌のようなので、麻里さんは大映レコード所属の歌手だったのでしょう。

それにしても麻里エチコって。
なんだよエチコって。チエコじゃねぇのかよ。
初めて名前を見たとき二度見しちまったよ。

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