KAK(カーク)が1969年に残した唯一のアルバム「Kak-Ola」です。
ジェフ・ベックも「Beck-Ola」というアルバムを1969年にリリースしてます。

1969年は静かなolaブームだったのでしょう。


Kak-Ola

ジャケを広げてみるとこんな案配です。

KAK1

とても素敵ですね。

カークはサンフランシスコのヘヴィ・サイケ・バンドで、グレイトフル・デッドクイックシルバー・メッセンジャー・サービスジェファーソン・エアープレイン等と同等に語られるべきバンドです。

アルバムの内容もかなり素晴らしいモノでして、これ1枚で解散してしまったのが実に悔やまれる仕上がりです。
2本のギターが絡み、ファズもビンビンに鳴り響き、それをしっかりと支えるリズム隊に、実に男臭いボーカルがかっこいい、まさにシスコサイケの王道です。

ギターのゲイリー・ヨーダーは後期ブルー・チアーに参加してます。
ドラムのクリス・ロッキードはランディ・ホールデン(ブルーチアー、ジ・アザー・ハーフ)のソロアルバム『POPULATION Ⅱ』に参加してます。

シスコ・サイケ人脈は面白い!